水戸ホーリーホック 取締役GM 西村卓朗氏
「高いパフォーマンスを目指すアスリートに質の高い補食品を」

インタビュー

株式会社フットボールクラブ
水戸ホーリーホック
取締役GM 西村卓朗氏

プロフィール

浦和レッズからプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、11年間に渡るプロ生活を送る。現役でプレーすることにこだわり、2回の渡米やフットサル選手として活動するなど、異色の経歴の持ち主でもある。

引退後は選手の育成者へ転向し、コーチ、監督兼GM、Jリーグの新人研修講師として従事。水戸ホーリーホックの強化部長を経て、2019年より現職。アスリートとマネジメント両方の観点からチームを支え、低迷していたクラブの戦力や事業収入を改善し続けている。

選手でいられる時間は限られている だから充実して過ごして欲しい

「育成の水戸」と呼ばれるようになるほど、以前の水戸ホーリーホックのイメージを覆すようなチーム作りをされていますね。なぜそこまで選手の育成に力を注いでいるのでしょうか?

僕はプロ選手として11年、幼少期やアマチュア時代も含めると24年にわたり、競技者としてサッカーをプレーしました。

この24年間は、サッカーのおかげで充実感や学びや出会いがあったりと、人生においてとても意味のある時間でした。僕はプロサッカー選手という職業がすごく好きなんです。

引退して選手たちをサポートできる立場になり、今度は現役のサッカー選手たちに人生でなかなかないこの時間を少しでも長く、充実して過ごして欲しいという思いが強くなりました。

そのためにはどうしたらよいかと考えた時に、「技術、フィジカル、メンタル、戦術」の4つを高めることが重要だと。

これらをバランスよくサポートして選手の成長を促し、ひとりひとりの価値や満足度を高める。そして選手の成長によい環境を提供することが、チームの独自性や価値を高めることにもつながると考えたんです。

水戸ホーリーホックでは「もっとこんな仕組みがあったらよかったな」と現役時代に自分が感じたことをチームに取り入れ、選手の育成に力を入れています。

カラダづくりにつながる食生活は、まだまだ伸びしろがある分野

「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」は、ようかんでありながらアスリート向けに開発されています。アスリート向けの補食品を開発しようと思ったきっかけは?

僕はプロ選手として11年過ごし、チームを管理するようになって11年目(他チーム含む)になります。その間、選手のカラダづくりにつながる食生活の分野に大きな伸びしろを感じていたので、この質を高めたいと長年思っていました。

何かできないかと情報収集する中で、分子整合栄養医学の専門家である蜂屋氏と出会います。蜂屋氏のメソッドに沿って、実際に私と数名の選手が半年間にわたり食生活を改善したところ、大きな変化を体感したんです。食生活の質がカラダづくりに影響すると改めて認識した出来事でした。

ただ大変だったのは、やはり食事の管理です。食事というのは人間の欲のひとつですから、どうしてもお腹が空いたり甘いものが食べたくなるものです。

こうした体験から、アスリートが食事管理を無理なく行うことができる「質の高い補食品」があったらいいなと感じていました。それがきっかけですね。

サッカー選手、そして育成者としてのご経験から「質の高い補食品」にニーズを感じていたのですね。補食はアスリートにとって、どのような役割があるのでしょうか?

糖質は体を動かすエネルギー源ですが、サッカー選手のように長時間ハードな動きをすると、試合前の食事だけでは糖質が足りなくなり90分もたない人が出てきます。

足りない糖分を補給するために、試合途中に補食(間食)をする選手もいます。実は、ようかんを補食として摂る選手も以前から水戸ホーリーホックにいたんです。

なるほど。補食というと嗜好品のイメージが強いのですが、アスリートにとって補食で補う糖分は大切なエネルギー源なのですね。

甘いものが食べたくなった時こそ、質の高い糖分補給を

今回、「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」はどのような経緯で開発されたのですか?

選手のパフォーマンスと食生活の関係を考える中で、「質の高い糖質」が摂れる補食品があればいいなとずっと思っていました。

エネルギー源としてだけでなく、甘いものが食べたくなった時に質の高い補食品があれば、選手の食生活の管理もしやすくなると考えたんです。

数名の選手たちが既にようかんを補食(間食)している中で、(株)きくちの「ACTIVE YOHKAN(アクティブようかん)」の存在を知りました。これをアスリート向けに特化させたら良いのではと思い、(株)きくちにお話しし、新商品の開発が実現しました。

分子整合栄養医学に詳しい蜂屋氏からは、添加物をなくし、砂糖にもこだわると良いのではというアドバイスもありました。

僕や蜂屋氏の要望に加え、原材料、品質、味のバランスを取りながらの商品開発には色々な課題がありました。課題の多さに商品化は難しいかとも思ったのですが、(株)きくちの熱意と職人さんの努力により大変良いものが完成したと思います。

「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」はどんな人におすすめでしょうか?

食や健康はアスリートだけの課題ではなく、むしろ一般的な、年齢問わずあらゆる人に通ずるテーマです。高いパフォーマンスを目指すアスリートだけでなく、仕事の生産性を上げたい方、食生活から心身のバランスを整えたいすべての方に「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」を食べてもらいたいですね。

僕は色々な健康食品を試してきましたが、おいしいものでないとやはり続かない。

その点、「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」はおいしさと機能性が両立しています。

一般的なようかんよりも軽い食感で、糖質制限をしている方でも満足感が得られる甘みがあります。子どもにあげても喜ばれました。

良質な原材料が腸に負担をかけず、すぐエネルギーに変わる即効性もあります。形状も薄いのでパッと手軽に食べられることもいいですね。

水戸ホーリーホックでは、現在「MOVE BEET(ムーブ・ビート)」を選手や監督だけでなく、オフィススタッフにも配っていますがとても好評です。デスクワークの合間に食べる人も多く、集中力が長時間必要な場面にもおすすめです。